水がたまる

ひざ関節痛の一種で、ひざ関節に水がたまることがある。

これを関節水症という。

この関節水症は関節に炎症が起こることで、バランスが崩れ、多量に産生された関節液がひざ関節の中に貯留した状態のことをいう。

関節水腫は関節炎の沈静化や軟骨の栄養に悪影響を与えるために、関節の外へ排出する必要が出てくる。

ひざ関節に関わらず、関節内には正常時には3ml程度の関節液が存在している。

そして関節の内側を覆っている滑膜の血管から常に関節内に関節液が分泌・吸収されている。

しかしこれも関節内に炎症が起こり、バランスを崩すことで関節液が関節内に貯留するようになってくる。

関節水症を改善するには、まずは水を除去しなければならない。

まずは血液循環を活発にして、水を除去できるようにすることが大切だろう。

血液循環を回復させるためには、足関節、ひざ関節、股関節、腰椎を連携させてることが大切だ。

また関節周囲の筋肉や靱帯をスムーズに動くようにすることで、身体の一部分に負担がこない身体づくりをしていく。

ひざ関節痛を伴ってくると、次第に関節内の炎症が関節内のバランスを崩し、水が溜まりやすくなってくるだろう。

しかしこの症状はひざだから起こる症状ではなく、身体の弱い部分に水が溜まるというふうに理解しておいたほうがよいだろう。



股関節

ひざ関節痛の原因となる足首の内反だが、この足首の内反によってひざ関節痛になる理由はいくつかある。

ただもっとも大きな理由は、股関節の動きが制限されてしまうことだ。

股関節は人間が当たり前に出来る動作である「歩く」ことに対して、とても重要な役割を果たしている。

股関節がきちんと働かないでいると、足関節も上手く働くことが出来ない。

そして股関節と足関節が正しく動かない状態のままでいると、ひざ関節が動きの補助をするようになる。

これがひざ関節の消耗をまねいて、5年後10年単位で悪化するようになる。

股関節は人間の本質的な動きである「歩く」という動作にとって、非常に重要な働きをつとめている。

そのためこの股関節を上手に使っていないと、ひざ関節痛だけでなく腰痛なども引き起こしてしまう。

実はひざ関節痛も、腰痛も発症する原因はそれほど変わらないところにあるようだ。

ひざ関節痛は、長い間本来の正しい動きをしてこなかったことによって出てくる症状であるといえる。

姿勢や歩き方は見た目だけではなく、身体の健康にとって非常に重要な役割を果たしているといえる。

いくら外見が美しくても姿勢や歩き方が正しくなければ、本当に美しいとはいえないのだ。

正しい歩き方

ひざ関節痛を発症する原因の一つに足首の内反がある。

この足首の内反こそがひざ関節痛の大きな原因となるのかもしれない。

今、多くの女性がヒールの高い靴を好んで履いている。

おしゃれだからしょうがないと言われてしまえば、それまでなのだが、ヒールの高い靴をこのままの状態で履き続けると、おそらく近い将来歩けなくなるかもしれない。

ヒールの高い靴を履くこと自体は、それほど悪いことではないといわれる。

ヒールの高い靴を履いていても、きちんとした姿勢で歩いていれさえすれば何ら問題はない。

しかし多くの女性が高いヒールの靴を履くことで、正しい歩き方ができなくなってしまう。

正しい歩き方とは、親指で地面を蹴り、かかとから着地する歩き方のことをいう。

正しい歩き方をすることで、体の各筋肉や関節が連動してスムーズに動くことが出来る。

しかし正しい歩き方ができていないと、この筋肉と関節の連動ができなくなるため、身体のあちこちにひずみが生じてくる。

ひざ関節痛は55歳以上の女性に多いということを先ほど言ったが、その年齢は今後どんどん下がってくると思っている。

足に負担のくる靴、そして正しくない歩き方、そして現代人特有の運動不足などから、多くの若い女性は近い将来ひざ関節痛になるのではないかと心配している。


原因

ひざ関節痛を発症する原因の一つの猫背だが、この猫背はどういったことでひざ関節痛に関係してくるのだろうか。

猫背の姿勢でいるということは、おそらく膝はつねに曲がった状態であるということが想像できる。

歩く姿勢がつねに曲がった状態、つまり屈曲状態だと特定の部分に負担がくる。

ひざ関節痛の原因の一つの猫背だが、猫背の姿勢の場合膝が屈曲状態で歩いていることになる。

そうするとももの裏にある筋肉のハムストリングスが機能しなくなってしまう。

ハムストリングスが機能しない状態は、それだけで正常な状態ではない。

ひざ関節痛はO脚が原因にもなる。

O脚は男性よりも女性のほうがなりやすい症状だ。

これは男性と女性の骨盤の違いが原因とされている。

女性の骨盤のほうが、男性の骨盤よりも柔軟に出来ていることが原因だといわれる。

これは出産が関係しているといわれている。

ひざ関節痛はO脚が原因にもなりますが、O脚が直接的な原因になるわけではない。

猫背、O脚、足首の内反などが長い期間続いたことが原因となっておきることだ。

長い期間というのは5年や10年といったスパンのことをいう。

そして5年、10年という期間、ひざ関節を正常に使っていなかったためにひざ関節痛になるのだと理解し欲しい。



ひざ関節痛について

ひざ関節痛で悩んでいる人はかなりの数いる。

ひざを痛めると立ち上がること、座ること、歩くことなどの生活に関わる全ての動作に影響を及ぼすのだ。

特に歩くことがひざ関節痛のために出来にくくなると、高齢者の場合は一気に体力がなくなり、寝たきり状態になってしまう危険性がある。

ひざ関節痛は正式名称は変形性膝関節症という。

骨などが変形したことによる痛みだといわれている。

変形性膝関節症の特徴としては
・発症年齢の平均は55歳
・女性が男性よりも発症する割合が4倍多い。
・階段の上り下りの時に痛む
・正座していると痛む
・歩いていると痛む
・動き始めの時に痛む
・ひどくなると膝が腫れてくる

ひざ関節痛は高齢者で、特に女性に多く見られる症状なのだ。

なぜ女性に多いかは分かっていないが、変形性膝関節症の原因としては姿勢が関係しているといわれているようだ。

変形性膝関節症の人は姿勢が猫背で、O脚、そして足首が内反していることが多いようだ。

内反とは内股のような状態をイメージしてもらえば良いと思う。

ひざ関節痛の人は猫背でO脚、そして足首が内反していることが原因なのだが、これは女性に多く見られる姿勢のような気もする。

男性でO脚で内股で歩いている人はあまりいないから。

どちらかというとやはり女性のほうがO脚や内股で歩いている人が多いと思う。